2018年の初頭に念願のマレーシアのパンコール ラウ リゾート(Pangkor Laut Resort)に行ってきました。以前からリゾート雑誌を見て行ってみたかった場所です。
パンコール ラウ リゾートはマレーシアのパンコール島(Pulau Pangkor)の横にあるパンコール・ラウ島(Pulau Pangkor Laut)にある高級リゾートです。宿泊者のみが入島できるプライベートアイランドになっており、1島1リゾートの先駆けとなったリゾートと言われています。
一方で良く言えば隠れ家、悪く言えば立地が良くないため、行き方/アクセスがわかりづらかったです。そこで僕がアクセス方法を記事にしてまとめておきました。これから旅行を検討している方の参考になればと思います。
パンコールラウリゾートへの行き方
全体像
パンコール島、パンコール・ラウ島への直行飛行機はありません。日本から向かう場合、飛行機で行けるのはマレーシアの首都であるクアラルンプールまでになるので、クアラルンプールから車(バス、タクシー、レンタカー)とフェリーを乗り継いて行くことになります。
僕は今回はクアラルンプール市街からバス、タクシー、フェリーを乗り継いで行ってきました。直線距離にして約150~170kmですが、出発から到着までトータルで約6時間程度掛かりました。全体の行程は下の1~3となります。
- クアラルンプールTBS → ルム(Lumut):バスで約5時間前後
- ルム(Lumut) → マリーナアイランドパンコール(Marina Island Pangkor):タクシーで約20分
- マリーナアイランドパンコール(Marina Island Pangkor) → パンコール・ラウ島:フェリーで約30分
地図で位置関係を把握
地図で位置関係を示すと下図1のようになります。パンコール・ラウ島はクアラルンプールの北西150km程度のところにあります。実際に向かう時は道なり(地図上の黄色い線)に進むことになるので230km程度あります。
図1の左上部赤枠の詳細図は図2として図1の下部に載せます。
図1,2を見れば全体行程のイメージが湧くことかと思います。

図1 クアラルンプール ~ ルム、パンコール・ラウ島

図2 ルム ~ パンコール・ラウ島 詳細図
フェリーの時間に要注意
事前に気を付けておいた方が良いのはパンコール・ラウ島に向かうフェリーの時間です。詳細は後述しますが、フェリーは1日4便しか出ていません。最終便は20時ですが、便毎の間隔が空いているので下手をするとフェリー乗り場で長時間過ごすはめになります。逆にフェリーの時間ギリギリを狙うと最悪の場合フェリーを乗り過ごすことになります。
最終便を乗り過ごすとどうなるかはわかりません。もしかしたらフェリーをチャーターして移動できるかもしれません。ただし、料金はAM7:00~PM9:00まではMYR500、PM9:00~AM7:00はMYR700みたいです(日本円で約13,000~20,000円)。
ここからは各工程の詳細説明に入ります。
1. クアラルンプールTBS → ルム(Lumut):バスで約5時間前後
まずはクアラルンプールのTBS(バス ステーション)からルム(Lumut)行のバスに乗ります。TBSのチケット売り場でルムまで行きたい、と伝えれば何番乗り場で何時何分出発のバスがあるか教えてくれます。余裕を持って出発時間を決めましょう。1時間に数本は出ていると思います。バス乗り場はチケット売り場の下のフロアにありますが、案内に従って行けばわかると思います。チケット売り場のあるフロアから下のフロアに降りるエスカレータ前でチケットのチェックをされるので安心です。料金は片道27RM(=約700~800円)、3列タイプのなかなか豪華なバスでした。不安もあると思いますがバスから車窓を楽しみましょう。途中にトイレ休憩もありました。最初は高速道路を通りますが、途中から一般道になります。なかなかの田舎道です。
ルムまではバスに乗ってから大体4時間くらいかかると思います。道路状況によって前後するかもしれないので5時間くらいは見ておいた方が良いかもしれません。
2. ルム(Lumut) → マリーナアイランドパンコール(Marina Island Pangkor):タクシーで約20分
ルムからパンコールラウ島宿泊者専用のフェリー乗り場であるマリーナアイランドパンコールまでの工程図はもう一度図2を貼っておきます。紹介できるルートが2つあります。ちなみに赤線のおすすめルートは僕が向かった時にフェリーの時間にギリギリだったので偶然発見したルートです。
- 通常ルート(灰線)
- おすすめルート(赤線)

図2 ルム~パンコール・ラウ島 詳細図
通常ルート(灰先):ルムでフェリーに乗ってはダメ。専用フェリー乗り場に向かうこと
5時間前後のバスの行程を終え、無事にルムに到着しても安心してはいけません。ルムにフェリー乗り場がありますが、ここからフェリーに乗ってはいけません。
パンコール・ラウ島に行くためにはルムから車で15分ほどにあるマリーナ アイランド パンコールという宿泊者専用のフェリー乗り場に行く必要があります。繰り返しになりますがルムにはパンコール島(ラウ島ではない方)行きのフェリー乗り場があるので乗り間違えないようにしてください。
ルムから宿泊者専用のフェリー乗り場まではタクシーで向かうのが良いと思います。というかそれ以外の交通手段はレンタカーしかないのでは?とにかくタクシーを捕まえて向かいましょう。
おすすめルート(赤線):ルムの一つ手前のバス停からタクシーで専用フェリー乗り場に向かう
ちなみに、僕はバスで終着地点のルムまで行かずに手前のバスステーションであるStesen Bas Seri Manjung(Manjung はバスステーションという意味、写真1)で降りて、そこからタクシーでフェリー乗り場であるマリーナ アイランド パンコールに向かいました。その方がルムを経由する必要ないので15分程度時間を短縮できます。このバスステーションの向かいにはタクシー屋があるのでそこでタクシーを頼めます。たかが15分ですが、高速バスが予想以上に時間がかかり、後述のフェリーの出発時間ぎりぎりになっていたので急ぎました。
ちなみに、帰りもこのバスステーションから帰りました。このバスステーションからは複数のバス会社がクアラルンプール行き(TBS行き)のバスを提供していました。とあるバス会社の時刻表を写真2に載せておきますが、1時間に1本くらいは出ています。他のバス会社も運行しているようだったので、もう少し本数あるかもしれません。

写真1 Stesen Bas Seri Manjung

写真2 Stesen Bas Seri Manjung – TBS(クアラルンプール) 時刻表
3. マリーナアイランドパンコール(Marina Island Pangkor) → パンコール・ラウ島:フェリーで約30分
無事に目的のフェリーの出発時間までにマリーナアイランドパンコール(Marina Island Pangkor)に着いたらもう安心して良いです。ここからはパンコール ラウ リゾートの敷地なので、満を持しておもてなしが始まります。
受付兼フェリーの待合所の様子は写真をいくつか載せておきます。ここでウェルカムドリンクと共に受付を済ませ、フェリーの時間を待ちます。お疲れさまでした。




フェリーの時刻表
最後にもう一度注意事項を記載しておきます。先述しましたが、フェリーの定期便は往復共に1日4便しか出ていないのでフェリーをチャーターでもする方以外は時間を合わせる必要があります。時刻表は下に記載しておきます。マレーシアに慣れている方でない限りは明るいうちに移動しておきたいので、往路は3pm発、遅くとも4:30pm発には間に合うようにすることをおすすめします。
マリーナ アイランド パンコールのフェリー時刻表
From Marina Island Pangkor From Pangkor Laut Resort 1pm 8.45am 3pm 12pm 4.30pm 1.30pm 8pm 5pm
僕の場合はクアラルンプールTBSを11:00amくらいに出発しましたが、フェリー乗り場についたのは4:10pmくらいでした。4:30pm発のフェリーに対して、割とぎりぎりだったので焦りました。
僕が参照したガイド本(地球の歩き方)にはバスの移動時間が4時間程度、と書かれていましたが、実際は5時間くらいかかりました。道路の混雑状況等で変わると思うので、余裕を持って移動しましょう。
まとめ
マレーシアのビーチリゾートであるパンコール ラウ リゾートへの行き方をまとめました。行くまでの行程が長いリゾートなので役に立つと思います。島内の紹介は次回に回します。
D19 地球の歩き方 マレーシア ブルネイ 2018~2019
https://ebony-ivory.tokyo/malaysia-pankorlauresort