最近タイムラプス動画撮影にハマっており、時間を見つけては撮影に出かけ、作った動画をYOUTUBEに上げています。
タイムラプス撮影は条件・環境によっては撮影が難しく、失敗する可能性がある上に、撮影自体に数十分~数時間かかることが一般的です。成功率を上げるために機材の準備、撮影方法、コツ、ノウハウ等を順次記載しておこうと思います。
このページでは僕が使っているNikon Z 6関連を中心にタイムラプス撮影に使っている機材をまとめておきます。
カメラ
Nikon Z 6
僕はNikon Z 6をメイン機として使っています。いわゆるミラーレス一眼というジャンルの製品です。
タイムラプス撮影にはカメラなら何でも良いわけではなく、インターバル撮影(インターバルタイマーなどと呼ぶ)ができるカメラがおすすめです。インターバル撮影とは決められた時間間隔で自動撮影してくれる機能です。例えば1時間の間、10秒間隔で写真を撮り続けるとかそんな感じです。Z 6はインターバルタイマー撮影機能が搭載されています。
カメラにインターバル撮影機能がない場合はケーブルレリーズなどと呼ばれる外付けでシャッターを制御する機材が必要になりますが、僕は使っていません。
最近は一眼レフやミラーレス一眼にはインターバル撮影機能が搭載されているだけでなく、タイムラプス動画撮影機能が搭載されており、従来必要とされていた動画編集が不要になってきています。Z 6にもタイムラプス撮影機能が搭載されています。ただし、表現の幅を広げるためには動画編集はしたほうが良いです。
Nikon COOLPIX A
2013年発売の古いモデルですが、サブカメラとしてNikon COOLPIX Aを使っています。当時は珍しかったAPSCサイズセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラです。軽量装備で撮影に行きたい時や、Z 6との2台同時撮影時に使っています。
交換レンズ
NIKKOR Z 24-70mm f/4S
僕はレンズキットとして付属のZ 24-70mm f/4をメインで使っています。
レンズは撮影意図に合えば何でも良いですが、一般的には広角より(35mm換算で~24mmまでくらい)のレンズが使われます。とりあえず撮影してみたい人は手持ちのレンズなら何でも良いです。
TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye ED
サードパーティ製の魚眼レンズも使っています。構図に工夫が必要ですが、純正に比べて安い(というかZマウントでは純正魚眼レンズがない)、超広角の撮影ができるためおすすめです。マニュアルフォーカスのレンズですが、タイムラプス撮影ではマニュアルでフォーカスセッティングして使用するので問題ありません。
レビュー記事はこちら。
三脚
Manfrotto befreeアドバンス カーボンT三脚キット
メイン三脚としてManfrottoのカーボン製トラベラー三脚Befreeを使っています。タイムラプス撮影では三脚はマストと言って良いほどよく使うので何かしらの三脚を持っておくことをおすすめします。
三脚はカメラを固定するために使います。固定とは①カメラのブレを抑える、②構図を固定する、の2つの意味で固定します。
タイムラプス撮影は長時間に及ぶことが普通なので、セオリー通り重くて剛性が高いものが良いのですが、当然重たくなり携帯性、利便性が損なわれます。通常の撮影用途と同じ観点で選べば良いと思います。
蛇足ですが足は極力伸ばさないようにして使いましょう。必要なときだけ伸ばします。これ基本です。
JOBY ゴリラポッド 1Kキット
コンパクトデジタルカメラ用の三脚としてゴリラポッド1kキットを使っています。最近はゴリラポッドのようなぐねぐね曲がるフレキシブル三脚を使う人もいます。三脚では固定できないような柱や取っ手に固定して撮影できるため撮影の幅が広がります。
また、軽量装備で撮影に行きたいときに重宝しています。耐荷重1kgとなっていますが、Z 6+Z 24-70mm(約1,100gになるため)は載せたとしても重さで傾いてしまいます。安全率が高くないようなので1kgギリギリでの使用はできないです。
タイムラプス撮影の補助機材
電源供給:CASE RELAY + EP-5B
電源の話です。僕はサードパーティ製の外部電源供給機CASE RELAYと純正のコネクターEP-5Bを使うことでモバイルバッテリーから給電できるようにしています。
タイムラプスは長時間の撮影になるのでバッテリーを大量に使います。また、5℃以下くらいの寒い環境ではリチウムイオンバッテリーの特性上バッテリー容量が減るそうです。特にミラーレスは一眼レフと比較して電池もちが悪いので長時間の撮影に向いていません。そのため予備バッテリーの用意やバッテリーグリップを使う等の対策をしないと撮影途中で電源が切れて撮影失敗することがあります。
一方で2021年1月現在(そしておそらく今後も変わらない)Nikon Z 6は単体ではUSB給電できない、バッテリーグリップが存在しない、という状況なので、上述の方法で電源を長持ちさせています。
ガラス越し撮影用レフ板
ガラス越しの撮影時に必要なアイテムがこちら。レフ板です。展望台はガラス張りになっていることが多いのですが、ガラス越しの撮影だと周囲の景色がガラスに反射して写り込んでしまいます。その映り込みをなくすことができます。
小型に折り畳めて携帯性に優れた忍者レフという商品が有名ですが、他メーカーからも類似商品が出ておりそちらを利用しています。
レンズヒーター
レンズの結露防止用です。夜間や朝方等の寒暖差の発生する環境で撮影を行うと結露が発生し、レンズに露がついてしまい撮影が失敗することがあります。この対策としてレンズヒーターがあります。下のリンクもものはAmazonでタイムセール中に買うのがお得です。
大容量のXQDカード
タイムラプスは大量の静止画を記録するので記録媒体も容量の大きいものを用意しておいたほうが良いです。RAWで1枚30MBの写真を1000枚撮ると約30GBになります。JPEGも一緒に残すとさらに容量を使います。
僕はSONY製の120GBのXQDカードを使っています。
マスキングテープ(シュアーテープ、パーマセルテープ)
ズームリングやピントリングを固定するためのテープです。長時間の撮影になるので、ズーム位置、ピント位置がずれないようにズーム環、ピントリングを固定します。
しっかりと固定できて、剥がした跡が残らないテープであればセロハンテープでもガムテープでも何でも良いです。
メジャーどころは堀内カラーのパーマセルテープのようですが値段が高いので、マスキングテープなんかでも良いです。僕はカモ井加工紙のマスキングテープを使っています。見た目も色々選べてカワイイです。Amazonで10mm×10mで100円台で売っています。楽天では福袋として詰め合わせで安売りされているものがあります。大量に使用して価格重視ならこちらも良いでしょう。
水準器
水準器は撮影時の平行をとるために使います。カメラ内蔵の水準器機能もありますが、メーカによってはあまり精度が高くないようです。ホットシューに取り付けられる昔ながらの気泡の入った水準器がおすすめです。
待ち時間用に使う道具
アウトドアチェア
長時間の撮影になることが多いタイムラプス撮影なので、ゆっくり座れるアウトドアチェアを持っていくことが多いです。軽量コンパクトだけど、快適なヘリノックス風チェア(いわゆるパチノックス)がおすすめです。
まとめ
僕がタイムラプス撮影で使っている機材を紹介しました。あくまで僕が使っている機材なので、もっと便利な機材などたくさんあると思います。今後も増えたら順次追加していきたいと思います。