タイ赴任前の準備まとめ

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2022年からタイに赴任することになりました。タイ渡航前の準備として行ったことをまとめておこうと思います。
今後タイや海外赴任する方の参考になれば幸いです。

主な前提としては下記の通りです。
・初海外赴任、
・家族帯同(4人家族、遅れて合流)
・スケジュールは会社からの通知が渡航6か月前に事前打診、約3か月前に正式辞令
正式辞令が出るまでは赴任すること自体が確定していないため、ほとんどの手続き・準備を渡航3か月前から開始しました。

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■会社からの指示・連絡でやったこと

会社からの連絡、案内を受けて行ったことを列記しました。これらは会社からのサポートを受けられるため不明点は人事部等に確認しながら進められました。

・健康診断
・ワクチン接種
会社推奨かつ会社負担のワクチン接種
・VISA申請
・引っ越し
・その他の会社内の手続き:会社への申請住所変更など
・転出届の提出:住民票のある自治体に転出届を出しました。
渡航のおおむね14日前から渡航当日までに提出が必要、と多くの自治体のHPに記載されています。

■引越し、私物の整理

引っ越しと一緒に私物の整理を行いました。
僕の会社は海外赴任で使わないものは会社負担のトランクルームに保管できましたが、赴任後の帰国時の受け取り荷物を減らしておいたほうが後々楽なので積極的に処分しました。
特に大物の家電・家財、PC・モバイル機器は処分に時間やお金がかかるものがあるため、計画的に処理しました。
自治体毎に決められた捨て方を調べましょう。もしくは無料回収、引取サービスを提供している会社もあるので積極的に利用しましょう。

不要なパソコンはパソコン廃棄.comで無料で引き取ってもらえます。状態、条件を確認した上で依頼しましょう。ものを送るだけなのでとても簡単で便利でした。
パソコン廃棄.com

予想外に電圧の違いでタイで使えなかったものとしてデスクランプとPCモニターがありました。デスクランプは当然電圧対応していないので個人的な不注意でしたが、PCモニターは付属のACアダプターが電圧対応しておらず利用できませんでした。ケーブルを買ってくるのも面倒ですし、変圧器は大きくて重たいので自宅に置きたくないのでただの文鎮となりました。

■銀行口座の整理


海外居住者向けサービスの有無が銀行によって分かれています。
傾向としてはメガバンク(三菱UFJ、三井住友など)は無料/有料で利用可、ネットバンク(楽天銀行、SBI銀行)は利用不可、になっていることが多いです。
僕は三菱UFJ、ゆうちょを継続利用することにし、SMBC信託銀行を新規口座開設、その他のネットバンクを利用しないことにしました。
詳細は別ページに記載しています。

■証券口座の整理


日本の多くの証券会社は海外居住者向けのサービスを行っていません。
そのため保有している証券(株式・投資信託)を売却しないといけません。
NISA、積立NISAは2020年くらいの制度変更で海外転出しても口座を維持できる制度はできましたが、2022年時点では証券会社によって制度への対応状況が異なりました。
僕が積立NISA口座を開設していたSBI証券はまだ制度変更に対応していなかったので証券を売却する必要がありました。
楽天銀行、SBI証券で保有していた株式、投資信託は全て売却し、口座廃止しました。
会社で積み立てしていた確定拠出年金は追加の拠出はできなくなりますが、口座自体はそのまま継続できました。
自社の持株会は休止届を提出しさえすれば口座自体は継続可能、追加の拠出は不可能でした。会社によって対応異なると思うので確認しておきましょう。

■保険の整理


渡航前に加入していた日本生命の年金保険、プルデンシャル生命保険のドル建て年金保険は継続加入しています。書類の送付先を受け取り可能な住所に変更しておきましょう。これを見ているであろう多くの会社員であれば渡航した年だけは年末調整を行うため、保険料控除の申請に必要な控除証明書を受け取るためです。

自転車保険も加入していましたが、家族の渡航に合わせて解約しました。

■クレジットカードの整理

赴任のタイミングで年会費がかかるものを中心に使わないクレジットカードを解約しました。

海外渡航後にも念のためいくつかの日本のクレジットカードを使えるようにしておくことをおすすめします。日本帰国時の支払い用と渡航直後の緊急用です。
日本のクレジットカードを海外で使うと為替手数料を取られる分損をするので、現地のクレジットカードを作るまでは現地通貨で得られる給与からの現金払いを中心にしました。
タイの場合はQRコード決済や銀行アプリを使った銀行口座からの直接決済が屋台レベルでも普及しているのでクレジットカードや現金不要の機会が多いのですが、
クレジットカードはポイント等の還元が大きいこと、後払いできるメリットがあるのでおすすめです。

クレジットカード自体の整理に合わせてクレジットカード払いにしている支払いを変更しておきましょう、

■電気、ガス、水道、NHKの解約

僕の場合は家族が遅れて渡航したので、そのタイミングで解約しました。
海外からだと面倒な手続きがあるかもしれないので忘れないように。

■郵便物の転送届

念のため郵便局に転送届を出しました。
郵便局に転居届を出しておけば1年間は別の住所に郵便物を転送してくれます。1年以上赴任することが多いと思うので各発送元に登録住所自体を変更した方が良いのですが、漏れなどある可能性あるため念のために転送届も出しておくと良いと思います。

■家族全員のマイレージプログラムへの加入

家族全員分、マイレージプログラムへ加入をしておいたほうが良いです。ついでにファミリーマイルへの登録もしておきましょう。
渡航した後でわかったことですが、
ANAはマイレージプログラムに加入する前の搭乗分はマイルの事後登録ができません。加入さえしていれば事後登録は6ヶ月前まで可能。
僕の失敗例ですが、子供をマイレージプログラムに加入させていなかったために、緊急で一時帰国した際のフライトのマイルを得ることができませんでした。
JALは入会前でも6か月以内であればマイルの事後登録が可能です。

■SIMカード購入

タイについてすぐに個人用のSIMカードが手に入るかわからなかったので海外旅行用のSIMカードを買っていきました。
不安な場合は日本から海外旅行用のSIMカードを買って持ち込むことをおすすめします。

まとめ

タイ赴任前の準備として僕が行ったことを思いつく限りで列記してみました。これで全部ではないかもしれませんが注意事項等をできるだけ記載したので今後赴任する方の参考になれば幸いです。時期としては2022年春頃でした。時間が経つと状況など変わると思いますので最終的な対応は自分で確認した上での自己判断でお願いします。