資産運用の優先順位について

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結論

まずは結論です。

・資産運用の優先順位を考えるべきです。

・僕の優先順位は下記1~3の通りです。

  1. 確定拠出年金(DC, iDeCo)でインデックス投資を自動積立(月額27,500円=年額33万円)
  2. 積立NISAでインデックス投資を自動積立(月額33,333円=年額40万円)
  3. 1.2.を限度額まで投資できたら他の資産運用を検討

以降で背景や理由を説明していきます。

まずはじめに

世の中には資産運用に関する様々な制度、金融商品があり、WEBや書籍でたくさんの知識を得ることができます。その中で自分の目的を達成するためにはどの手段・手法を利用したら良いか整理しておくべき、という話です。

このページを見ている人は恐らく資産運用に興味があり、十分に理解されている方が多いと思いますが、twitterなどを見ていると優先順位を整理できていない人がいるように感じました。

ちょうどtwitterで見かけたその方はドル建ての年金保険に加入すべきか、確定拠出年金に拠出するべきか悩んでいるようでした。答えは人それぞれなので良いのですが、自分なりの考えを整理しておいた方がこういった悩みを持たずに済み、判断の回数をへらすことで時間の節約につながります。

資産運用の優先順位を考えるポイントと対策

資産運用の優先順位を考えるに当たり重要なポイントとそれぞれの対応策はこれら2つです。

1.支払う税金を減らす→税制優遇制度を活用

2.掛ける時間を減らす→定期積立を活用

?順番に説明していきます。

1.支払う税金を減らす→税制優遇制度を活用

資産運用に掛かる税金はけっこうばかにならないです。一例ですが、株式の売却益や配当に対しては約20%の税金がかかります。お金を増やすために資産運用しているのに税金で持っていかれてしまったら元も子もありません。幸い今の日本にはいくつか税制優遇制度があるので積極的に利用すべきです。ただ、制度によって制約もあるため、十分に理解して選択する必要があります。

僕のおすすめの税制優遇策は言わずもがな確定拠出年金(DC, iDeCo)と積立NISAですが、詳細は後述します。

2.掛ける時間を減らす→定期積立を活用

自分の持っている時間もとても大切な無形資産です。そういった意味でも資産運用の方法、商品選び、買付、売却、悩む時間などに投資する時間を少なくすることも大切です。資産運用や投資にかかる時間は意外と多いですし、検討しようと思うといくらでも時間かけられるので注意が必要です。投資が趣味であったり、プロトレーダーでない限り、本業や他にやりたいことが別にあるはずなのでそちらに時間を使ったほうが健全と思います。

また、キャッシュフローや将来の資産形成のためには本業の収入を上げることで得られる金額と投資や節税によって得られる金額を天秤にかけて行動するべきです。趣味やプロでない限りは投資に時間を割いて得られるものをよく考えるべきです。

これらの対応策としては定期積立という仕組みをおすすめしています。証券会社や商品によってはこの仕組を導入することができます。分散投資の観点でも非常におすすめです。商品によっては設定できないものもあります。

僕の資産運用の優先順位

これらのポイントを踏まえ、僕の優先順位は下記1?3の通りです。

  1. 確定拠出年金(DC, iDeCo)でインデックス投資を自動積立(月額27,500円=年額33万円)
  2. 積立NISAでインデックス投資を自動積立(月額33,333円=年額40万円)
  3. 1.2.を限度額まで投資できたら他の資産運用を検討

僕は老後資金の確保を資産運用の第一目的としているので1.確定拠出年金を最優先にしています。これはデメリットである60歳まで受け取れない点が無視でき、税制上の有利なところだけを享受できるからです。

次に優先しているのは2.積立NISAです。こちらも長期保有できるので比較的ボラティリティの小さい商品の多い積立NISAの商品でもデメリットがありません。

確定拠出年金と積立NISAに関してはどちらも米国株のインデックス投資が半分以上を構成しています。やはり今から少なくとも10年くらいは米国株が一番勢いが安定している気がします。

これらの商品はSBI証券や楽天証券で自動積立設定できるので投下する時間は年に数回の見直しだけなので楽です。また、短期的な価格の上下動に気を配らなくて良い点も非常に良いです。個別株投資なんかを行うと精神面のコントロールが必要になってきます。人によって異なりますが、1日で自分の保有する資産価値が数百万円上下動することに慣れるまではそれなりの時間がかかると思います。

DC, 積立NISAを限度額まで投資したら他の資産運用を検討するようにしています。現時点ではこの3.のレベルまで余裕がありますが、今後何が起こるかわかりませんし、ライフステージの変化によってキャッシュフローに余裕がなくなる時があるかもしれません。その時も優先順位を考えて対応するつもりです。

まとめ

資産運用の優先順位について考えをまとめておきました。

・資産運用の優先順位を考えるべきです。

・僕の優先順位は下記1~3の通りです。

  1. 確定拠出年金(DC, iDeCo)でインデックス投資を自動積立(月額27,500円=年額33万円)
  2. 積立NISAでインデックス投資を自動積立(月額33,333円=年額40万円)
  3. 1.2.を限度額まで投資できたら他の資産運用を検討