ニコンZマウント用の銘匠光学 TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye ED を購入したのでレビュー記事を書いておきます。 TTArtisanは中国は深センの光学メーカ銘匠光学から生まれたレンズブランドとのことです。最近評判良くなってきている中華製レンズですが、このTTartisanのレンズが気になっている方の参考になればと思います。
主な仕様
対応マウント:ニコンZマウント
焦点距離:11mm
開放F値:F2.8
フォーカス方式:MF(マニュアルフォーカス)
タイプ:魚眼レンズ(対角魚眼)
最短撮影距離:17cm
サイズ:67(最大径)×85~89(長さ)mm
重量:約490~510g
購入理由
①3万円以下で買える
このレンズ、とにかく安いです。3万円以下で買えます。僕のような貧乏人には純正Zマウントレンズは高価なためなかなかレンズが購入できませんが、3万円以下となると手軽に購入できます。楽天市場で扱っているお店もあるので買い周り等のイベント期間中に買えばポイントも増えてさらにお得です。
最悪失敗しても良いと思える価格の交換レンズはありがたいです。
②タイムラプス動画撮影用に新しいレンズがほしかった。
タイムラプス撮影をするときはこれまでは24mmの画角で撮っているのですが、表現の幅を広げるためにも新しい画角のレンズがほしいところでした。
③スナップショット用にも使える
魚眼レンズは意外と普段使いでも活躍します。画角の広さを活かして絞ってパンフォーカスでパシャパシャ撮れるからです。絞ると明るさが足りないシチュエーションが多いのですが、最近のカメラは高感度でも許容できるノイズレベルで撮れるので個人的には問題ないと思っています。作り込んだ作品を作るわけではなく普段使いの場合はシャッターチャンスを逃すことの方が損失が大きいです。
Z 6の場合の具体的なカメラ設定例を記載しておきます。僕は基本的にはこの設定で運用しています。
スナップショット用設定例
ISO感度をカメラ側で調整させて撮るスタイルです。
モードダイヤル:マニュアル(M)モード
絞り:f/8~11固定(絞り環で設定)
シャッタースピード:1/200~1/100くらい(手ブレしない程度のスピードに設定)
ISO:オート
外観
下に外観写真をいくつか載せておきます。
単体
筐体は金属製で重厚感、高級感が感じられます。
操作部としてピント環と絞り環があり、それぞれレンズ上部に目盛りが印刷されており、なかなかかっこいい見栄えになっています。
どちらもぬるっと動作するタイプで操作性も良いと思います。
レンズキャップは金属製でフードにかぶせるタイプのものがついています。
レンズキャップ前面のロゴがかっこいいです。
レンズキャップを外した状態がこちら。フードのような形状をしていますが、光線を遮るには左右方向に不安な形状をしており、外部からの物理的な接触を避けるにも不安な形状をしています。レンズキャップをかぶせるときの誘いの役割にはなります。
ボディ装着時
Z 6ボディ装着時の画像も載せておきます。なかなかしっくりきます。後述しますが、標準ズームレンズよりもコンパクトなので携行性は上がります。
Z 24-70f/4との比較
①交換レンズ単体キャンプ付き、②交換レンズ単体フード付き、③ボディ装着時での外観比較写真を載せます。
①交換レンズ単体キャンプ付き
①サイズはTTartisanのレンズのほうが一回り小さいです。重量は2本ともに約500gでほぼ同じです。TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye EDの方が小型だけど、重量が同じなので(つまり密度が高い)重厚感を感じます。
②交換レンズ単体フード付き
2本ともレンズキャップを外し、Z 24-70mmにはフードをつけるた状態がこちらの画像です。TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye EDは外付けフードが無く、構成部品がフードのような形状をしております。
サイズ感を見ると一目瞭然です。
③ボディ装着時
Z 6ボディ装着時の画像比較です。
上:Nikon Z 6 + Z 24-70mmf/4
下:Nikon Z 6 + TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye ED
あまり上手に比較写真撮れていませんがご容赦ください。何にせよ全長を比較するとTTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye EDをつけた時のコンパクトさがわかっていただけるかと思います。
作例
早速有楽町に寄ったついでにテスト撮影してきましたので作例をいくつか載せておきます。3万円とは思えないほどしっかい映ります。下手な写真ですが、まともに撮れるレンズだということは伝わるかと思います。
まとめ
ニコンZマウント用の銘匠光学 TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye EDを購入しました。中華製レンズですが、3万円以下で買えて映りも良くとても良いお買い物でした。Zマウントの純正レンズでは魚眼レンズがまだ発売されていないのでとてもおすすめです。
勝手に想定問答集
妄想ですが、魚眼レンズやこのTTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye EDに関してなされるであろう質問とその回答集を作成しました。ご覧になっている方で疑問があれば見ていってください。
魚眼レンズって何に使うの?
その特徴的な構図を活かした撮影に使います。広い範囲を写すことができるので星景写真にも使えます。
AF対応してないけど大丈夫?
絞ればほぼパンフォーカスで撮れるので、スナップショットにも使えます。
中華製レンズだけど大丈夫?
大丈夫です。まだ数週間しか使っていませんが、壊れていません。
映りも良く、価格に対してめちゃくちゃ満足しています。
ニコン純正の魚眼レンズはないの?
Zマウントでは2021年1月現在まだ発売されていません。当然Fマウント用には魚眼レンズが発売されていますが、マウントアダプターFTZが必要です。
銘匠光学って何?
中国の深センの光学メーカらしいです。
TTartisanって何?
銘匠光学のレンズブランドらしいです。